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松下幸之助の経営哲学-その真髄の理解と実践のために-

世の中に優れた経営者と言われる人は多くいますが、”経営の神様”と言われたのは、松下幸之助だけです。なぜでしょうか?それは、卓越した観察力で様々な人々を観察する中で、人間の”無限の可能性”と現実の姿としての”心の弱さ”という相矛盾する本質を発見し、そして、それらの双方の本質を共に活かそうとして、”自分の心を使いこなす”こと、また、それを応用して他人を使うことを極めたからだと言えるのではないでしょうか。つまり、松下幸之助の経営哲学は、”人間学の集大成”とも言えるものです。

本サイトでは、これまで必ずしも十分に解明されなかった松下幸之助の経営哲学の機能とメカニズムを現代の神経科学や脳科学、心理学、神経言語プログラミングなどの知見にもとづいて解明し、その全体像を明らかにして体系化したものです。これまで松下幸之助の経営哲学は知識として頭で理解することはできても、本当の意味で実践することは必ずしも容易ではありませんでした。しかし、本サイトが解明したその経営哲学を”血肉”となるほど自分自身の”信念”とすることができれば、その経営に、また、人生に自然と実践することができるようになるでしょう。そうすれば、結果は自ずとついてくるものだと言えましょう。                                    

 

                           2016年5月1日 著者 宮﨑 勇気                 

8.まとめ-人生も仕事もすべては“心の持ち方”次第 37

8.まとめ-人生も仕事もすべては“心の持ち方”次第 37


 以上見てきた通り、松下幸之助は、村松氏のいう、自分発振のエネルギーのヘルツ(周波数)を高めるための3つの条件、即ち『自己肯定感を高める』、『過去の封印を解いて受け入れる』、そして『相手に寄り添い共感する』のいずれの条件をも満たしており、松下幸之助が発振していたフォトンの周波数は非常に高いレベルにあったと言える。


 そのために、松下幸之助がやったことは、まず“悪い心の持ち方”を特定し、それらを“良い心の持ち方”に入れ替えて、それらを繰り返し自分に言い聞かせて“強固な信念”としたということであった。その結果、潜在意識のレベルで“強固な信念”となった“良い心の持ち方”は、自然とその考えや行動に現れて高い周波数のフォトンを発振して、実行され、その“願い”が叶えられて行ったというわけである。


 “悪い心の持ち方”の最も重要な例として、松下幸之助が繰り返し強調したのは、“私心へのとらわれ”、即ち『自分の利害や感情などの私心にとらわれた自己中心的な考え方』であった。この“私心へのとらわれ”こそが、自らの会社を倒産させた多くの経営者に見られた共通の特徴なのであった。


 その他にも、松下幸之助が“悪い心の持ち方”として排したのは、『人生を受け身で生きる(悪い事は他人や環境のせいにする)』とか、『より暗い悲観的な物の見方をする』というものであった。これらの悪い“信念”や“価値観”は、悪い意識と感情のエネルギーを発し、『願いを叶える』上で足を引っ張ることとなるばかりか、逆の『他人や環境に翻弄される自分』や『暗く悲観的になるような結果』という“悪い結果”を現実化してしまうことにもなるのである。


 それでは、最も周波数の高いフォトンを発する“心の持ち方”は何か?


 この点、村松氏は、量子力学の視点から次の様に説明する。「私たちはすべて『素粒子』でできています。素粒子である私たちは、自分ひとりの影響が、即、全体に影響するし、また全体の変化が自分に即、影響を与えます。これは、『個は全体であり、全体は個である』ということであり、宇宙の真理でもあります。これを意識できたとき、私たちの次元は最高レベルに到達します。」「私たちの『意識そのもの』も、すべてを内包する『宇宙』も、やはり同じフォトンです。この全体の意識と自分の意識がつながる感覚、この究極の一体感こそ、最高の意識レベルといえるのです。」「この世のすべてのことを自分のこととして受け止め、自分の行うすべてのことがこの世という全体の一部分だと感じる。これを感情で表すなら、それは『愛』にほかなりません。」


 松下幸之助が自ら選んだ『心の持ち方』は、『人生を主体的に生きる』『より明るい楽観的な物の見方をする』というポジティブなものであっただけでなく、『物心共に豊かな人間社会を作ることを目指す』という村松氏のいう“愛”、“人間に対する愛”に満ちたものであり、最高レベルの高い周波数のフォトンの意識と感情のエネルギーを発する“良い心の持ち方”であったと言えよう。

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