• 宮崎 勇気

8.まとめ-人生も仕事もすべては“心の持ち方”次第 30

8.まとめ-人生も仕事もすべては“心の持ち方”次第 30

 以上要するに、私たち自身を含めて、この宇宙のあらゆる物質は、量子から成っており、量子はすべてエネルギーである。このエネルギー状態(波)の量子は、“人間の意識”という“光子”のエネルギー(“バイオフォトン”)が介入すると、物質化して“粒(物質)”となる。量子の“波”は、“人間が観察すること”によって一瞬にして一点に収縮するという量子の波の収縮(波束の収縮又は波動関数の収縮)が起こる。これは『コペンハーゲン解釈』と呼ばれ、量子論の主流派の解釈である。

 これに対して、人間による観測の後も複数の状態はいずれも残っている(=並列世界(パラレルワールド))と考えるのは、『多世界解釈』と呼ばれ、複数の世界が分岐し並列して存在するとする。多世界解釈の下では時々刻々と世界が無数のパラレルワールド(並行世界)に分岐して行くと考え、分岐した各世界どうしは、その関係性は断ち切られ、もはや互いに干渉を起こさず、それぞれが独立した世界となる。

 量子力学の波動関数によれば、量子が現れる確率は必ず『1』になる。つまり、この空間のどこかに必ず現れるということである。しかも、それは共存した状態のどれか一つの状態に現れる。ただ、その『位置』と『時間』は、その人が何を常に意識しているかによって決まる。つまり、『その人が常に意識を向けていること』の確率が限りなく『1』に偏る、即ち『現実化する』ということになる。

  それでは、ここで言う『その人が常に意識を向けていること』とは何を意味するのであろうか?何が意識の向かう先をコントロールするのであろうか?

 人間の意識や感情は、光を構成する光子(バイオフォトン)であり、波としてその周囲に発せられている。このフォトンの波は、それぞれの周波数(ヘルツ)を持っており、大量の情報を乗せることができる。つまり、私たち人間は、意識したことや感じたことをフォトンに乗せて自分の周囲に発しているのである。

 自分の発する感情や意識のフォトンの影響を及ぼす範囲(『電磁場』と言われる)は、そのフォトンの周波数(ヘルツ)の高さと放出するフォトンの量によって決まる。

 人が発するフォトンの周波数は何によって決まるのであろうか?

 平和や愛などのポジティブな意識や感情ほど高い周波数の波を発し、怒りや恐怖、悲しみなどのネガティブな意識や感情ほど低い周波数の波を発している。

 『多世界解釈』を前提とすれば、いつもポジティブな感情を持ち、ポジティブな意識を発している人は、周波数の高い世界に生きており、いつもネガティブな感情を持ち、ネガティブな意識を発している人は、周波数の低い世界に生きていることになる。つまり、私たちは、自分の発する意識や感情の周波数の高さによって、実は違う世界を生きていることになる。

 会社を倒産させた多くの経営者に共通に見られた現象で、最も排すべきものとして松下幸之助が繰り返し強調した『自分の利害や感情などの私心にとらわれた自己中心的な考え方』は、低い周波数のフォトンを発し、その影響を及ぼす範囲は狭く近い。これに対して、松下幸之助が目指した『物心共に豊かな人間社会の実現』に向けて、『事業を通じて社会に貢献する』という理念(心の持ち方)は高い周波数のフォトンを発し、その影響を及ぼす範囲は広く遠くまで及ぶ。このように松下幸之助が戒めた“私心にとらわれること”と松下幸之助が目指した“物心ともに豊かな社会の実現”とは、実際にその願いを現実化させるパワーと影響力の及ぶ範囲において大きく違うことが量子力学からわかる。

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