• 宮崎 勇気

8.まとめ-人生も仕事もすべては“心の持ち方”次第 29

8.まとめ-人生も仕事もすべては“心の持ち方”次第 29

 このことは、近時ミクロの世界を取り扱う『量子力学(量子論)』によって証明されつつある。この分野の多くの学者が『意識が現象を作っている』ことを認めていると言う。そこで、以下では、この量子論から“信念の力”の説明を試みたい。

 私たちが住み、私たちが自分の目で見ることのできるマクロの世界においては、物体の運動は、いわゆるニュートン力学によって説明でき、私たちの常識に合致するから、理解がしやすい。これに対して、私たち人間が知覚することのできない、原子や電子、光などのミクロの世界を扱うのが『量子力学(量子論)』であり、ここでは私たちの“常識”や“因果律”“ニュートン力学”が通用しない、馴染みのない学問分野であるため、その理解は必ずしも容易ではない。例えば、量子論によれば、電子などのミクロの粒子は、複数の場所に同時に存在することができ、また、壁をすり抜けたり、何もないはずの空間から突然生まれたり消えたりする。このように私たちの常識に反する事実がいくつも出てくるため、量子論を感覚的に理解することは難しい。

 しかし、この量子論は、科学の世界で証明され既に確立した理論であり、しかもそれは金属や絶縁体、半導体などの性質を明らかにし、これらの固体中の電子の振る舞いを解明することによって、実際に私たちが日常使用しているパソコンや携帯電話など現代の科学技術の基礎となっており、また、膨大な並列処理を可能にする量子コンピューターは、これまでのコンピューターの処理能力をはるかに超える可能性を持っており、現代においてもはやそれなしではすまない重要な理論と言える。

 私たち人間を含めて、この宇宙のあらゆる物質は、分子から成り、それを分解すると、原子となり、さらに分解すると、原子核と電子から成り、さらに分解すると、陽子と中性子から成り、さらに分解すると素粒子というこれ以上分解できない粒となる。原子核以下のミクロな領域を総称して『量子』と呼ぶ。さらに、最近の『超ひも理論』によれば、量子は“ヒモの振動”だとされ、ヒモはエネルギーであるから、それらの量子はすべてエネルギーだということになる。量子には、クォーク、レプトンなどいくつかの種類があるが、それはヒモの振動の違いである。そして、その量子の元となるヒモは、それ自体もエネルギーであり、『ゼロ・ポイント・フィールド』と言われる、すべての空間に遍在しているエネルギーの『場』から生まれてくるものと考えられている。この『ゼロ・ポイント・フィールド』は、私たち人間が知覚することはできないが、すべての空間に遍在しており、膨大なエネルギーを有しているとされる。

 量子は、『波(=非物質)であり、かつ、粒(=物質)でもある』とされ、粒子性と波動性の両方を同時に有するとされる。つまり、ミクロの世界の量子は、物質になっているときと非物質になっているときがあるということだ。しかも、量子の状態が物質か非物質かを分けるのは、“人間の意識”であり、人間の意識が介在すると物質化し、“粒”になるが、人間が意識していないと非物質の“波”の状態になっていることが分かっている。(『観測問題』と言われる)つまり、“人間が観測すること”自体が“量子の状態”(波/非物質か粒/物質か)に影響を及ぼしてしまうのである。『月は人が見たとき、初めて実在する』と言われるのはこのことである。

 もう少し詳しく説明すると次の通りである。

 人間が“観測”という行為をしていないとき、即ち人間の“意識”が介在していない状態では、量子は“波(エネルギー)”の状態であり、すべてが確率的に決まる曖昧で不確定な確率の世界であって、その位置も“確率”でしか表すことができない“非物質”であり、実在していない。(『非実在性』)言い換えれば、このとき量子は同じ時刻に複数の場所に(確率的に)存在することができるのである。(『状態の共存』と言われる)

 そして、そのエネルギー(波)状態の量子を“物質化する”のは、“人間の意識”である。『人間の意識』自体も、“バイオフォトン”という“光子(素粒子の一種)”で、エネルギーであり、その光子は、人間の身体全体から発せられていると考えられている。つまり、人間が、バイオフォトンという『意識エネルギー』を周囲の量子に照射することによって、不確定な確率的存在の波(エネルギー)の状態だった量子が、共存した状態のどれか一つの状態に物質化して『粒(物質)』となる。それにより自動的にそれら量子の『時間』と『位置』が確定する。

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