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松下幸之助の経営哲学-その真髄の理解と実践のために-

世の中に優れた経営者と言われる人は多くいますが、”経営の神様”と言われたのは、松下幸之助だけです。なぜでしょうか?それは、卓越した観察力で様々な人々を観察する中で、人間の”無限の可能性”と現実の姿としての”心の弱さ”という相矛盾する本質を発見し、そして、それらの双方の本質を共に活かそうとして、”自分の心を使いこなす”こと、また、それを応用して他人を使うことを極めたからだと言えるのではないでしょうか。つまり、松下幸之助の経営哲学は、”人間学の集大成”とも言えるものです。

本サイトでは、これまで必ずしも十分に解明されなかった松下幸之助の経営哲学の機能とメカニズムを現代の神経科学や脳科学、心理学、神経言語プログラミングなどの知見にもとづいて解明し、その全体像を明らかにして体系化したものです。これまで松下幸之助の経営哲学は知識として頭で理解することはできても、本当の意味で実践することは必ずしも容易ではありませんでした。しかし、本サイトが解明したその経営哲学を”血肉”となるほど自分自身の”信念”とすることができれば、その経営に、また、人生に自然と実践することができるようになるでしょう。そうすれば、結果は自ずとついてくるものだと言えましょう。                                    

 

                           2016年5月1日 著者 宮﨑 勇気                 

5.2)経営観:企業は社会の公器⑭

March 1, 2019

5.社会と共にある

2)経営観:企業は社会の公器 ⑭

 

 この点「利益は、自然に儲かるものだ」と、松下幸之助は言う。曰く、「若い皆さんに一言申し上げたいのは、あまり利害にとらわれないだけの腹をつくってもらいたいということです。これは私自身にいつも言い聞かせているのです。金というものは儲けようと思って儲かるものではないのです。あれは、自然に儲かるのです。なぜ自然に儲かるのかというと、~ものをつくるときでも、これでいくら儲かるといってつくるよりも、これをつくったらみなが喜ぶだろうなあと、こういうことをまず考えているのです。」(「社員稼業」pp.265-266)

 

 松下幸之助は、ものが売れる際に必ず通る“人々が心から喜ぶ”というプロセスに着目し、これを実現できれば、“利益”という“結果”は自ずとついてくる、つまり、“人々が心から喜ぶ”ことが利益を生む“原因”となっているのだということに気がついたのである。このように意識をフォーカスすべき焦点を結果たる“利益”から“その結果を生み出すのに相応しい原因”である“人々に心から喜んでもらうこと”にズラすところにいわば“秘訣”があると言えよう。

 

 この点について、松下幸之助は、次のように述べている。曰く、「商売というものは、利益を抜きにしては考えられない。しかし、利益を得ること自体が商売の目的ではないと思う。やはり大事なことは、暮らしを高めるために世間が求めているものを心を込めてつくり、精いっぱいのサービスをもって提供してゆくこと、つまり、社会に奉仕してゆくということではないだろうか。そこに商売の尊さがあり、使命があるといえよう。そしてその使命に基づいて商売を力強く推し進めてゆくならば、いわばその報酬としておのずと適正な利益が世間から与えられてくるのだと思う。」(「思うまま」p.147)

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(お知らせ)関連のブログも併せてご覧いただければ幸いです。今年100周年を迎える現パナソニック株式会社の創業者
      である“松下幸之助の経営哲学”の現代の諸問題への応用として、最近の話題等をテーマにしたブログです。

      最新の記事は、
      「私たちは“仮想現実の世界”に生きている!5)歴史の書き換え:勝者が歴史をつくる21」です。

 

 

 

 

 

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