RSS Feed

松下幸之助の経営哲学-その真髄の理解と実践のために-

世の中に優れた経営者と言われる人は多くいますが、”経営の神様”と言われたのは、松下幸之助だけです。なぜでしょうか?それは、卓越した観察力で様々な人々を観察する中で、人間の”無限の可能性”と現実の姿としての”心の弱さ”という相矛盾する本質を発見し、そして、それらの双方の本質を共に活かそうとして、”自分の心を使いこなす”こと、また、それを応用して他人を使うことを極めたからだと言えるのではないでしょうか。つまり、松下幸之助の経営哲学は、”人間学の集大成”とも言えるものです。

本サイトでは、これまで必ずしも十分に解明されなかった松下幸之助の経営哲学の機能とメカニズムを現代の神経科学や脳科学、心理学、神経言語プログラミングなどの知見にもとづいて解明し、その全体像を明らかにして体系化したものです。これまで松下幸之助の経営哲学は知識として頭で理解することはできても、本当の意味で実践することは必ずしも容易ではありませんでした。しかし、本サイトが解明したその経営哲学を”血肉”となるほど自分自身の”信念”とすることができれば、その経営に、また、人生に自然と実践することができるようになるでしょう。そうすれば、結果は自ずとついてくるものだと言えましょう。                                    

 

                           2016年5月1日 著者 宮﨑 勇気                 

(2)人間の本質とその使命

May 15, 2016

3.人間大事の経営

 

1)松下幸之助の人間観

 

(2)人間の本質とその使命

 

 それでは、松下幸之助の人間観とは、どのようなものであろうか?

 

 松下幸之助は、宇宙や自然、社会は、限りなく生成発展していくものであり(“生成発展の原理”)、その“生成発展を実現していく主体”は、万物の霊長と言われる“人間”をおいて他にないとし、“宇宙や自然、社会の限りない生成発展を実現していく”という“使命”あるいは“責務”“人間”には与えられているのだと考えた。

 

 その実践的な意義は、“人類共通の自己イメージ”と言える“人間観”の中にそのような“使命”と“責務”を組み込むことによって、実際に宇宙や自然、社会を発展させていく方向に向かう“ベクトル”と“エネルギー”を実際に生み出し続けるというところにある。

 

 後述する通り、人間は、自分が正しいと信じていること(“信念”)に従って物を考え、行動するものだからであり、“自己イメージ”は、自己についての信念だからである。曰く、「~そのような人間の天与の偉大さと、それに伴う王者としての責務を人間自らが自覚し、それを実践していくことが大切なのである。そのときに人間は、不幸や悩み、争いや貧困に明け暮れるという姿から逐次脱し、偉大で崇高なその本質がより多く顕現されてくるであろう。」(「実践経営哲学」p.35)つまり、宇宙や自然、社会の生成発展を使命とする人間が、その“使命”と“責務”を自覚することによって、その使命実現の手段である事業経営においても、その“使命”と“責務”を全うする方向に置いて経営判断をすることができるようになるとともに、“迷い”のない“力強い経営”をすることができるようになるのである。

 

 そこでは、宇宙や自然、社会は生成発展して行くものだという「生成発展の原理」(後述)を前提として、人間にはそのような生成発展を実現する“使命”と“責務”があるという人間観によって、「人間一人の小さな知恵や才覚」から脱却して、より“高い視点”と“広い視野”を持つことを可能とし、生成発展につながる高い目標の設定に導くとともに、事業や仕事に“社会の発展の原動力となる”という“社会的意義”を見出すことによって、“自信”と“誇り”と"力強さ"若しくは“エネルギー”を生み出すのである。

 

 これを経営者について見れば、経営者は、その経営体における“王者”であるとして、「そこにおけるいっさいの人、物、資金などを意のままに動かす権限を与えられている」と同時に、「それらの人、物、資金すべてに対し、愛情と公正さ、また十分な配慮をもって、それぞれが最も生かされるような用い方をし、その経営体を限りなく発展させていく責務を負っているのである。」とし、経営者はそのことを自覚しなければならないとする。(「実践経営哲学」pp.35-36)そして、経営者が、“人間に与えられた権能と責務”を自覚するとともに、上述の“経営者としての権限と責務”を自覚するところから、「確固たる信念に裏打ちされた力強い経営」が生まれてくるのだと言う。(「実践経営哲学」pp.36-37)

Copyright © 2016 Yuki Miyazaki  All rights reserved.松下幸之助の経営哲学(「仕事も人生もすべては心の持ち方次第」)をこれまでにない角度から分析し、その機能を深堀して明らかにし、その全体像を体系化しました。どうぞご覧ください。そこには、今貴方が学ぶべきことが必ずあることでしょう。

Please reload

  • Black Facebook Icon
  • Black Twitter Icon
  • Black Pinterest Icon
  • Black Flickr Icon
  • Black Instagram Icon

Copyright © 2016 Yuki Miyazaki  All rights reserved.

This site was designed with the
.com
website builder. Create your website today.
Start Now